ダークウルフ KF-50-SL インプレ
ベイトリールについて、使用感のメモです。
今回は、ダークウルフ KF-50-SL
【目次】
ダークウルフ KF-50-SL
ライトロック用にスプール径30㎜ぐらいのベイトフィネスリールを探していました。
シマノから出ているBFS系(22アルデバラン)を購入しようかなと検討していました。他にはダイワ スティーズCT機がありますが、こちらは高額なので断念。
前々からネットで見かけていた中華ベイトのダークウルフに興味がわき、怪しいおもちゃを買っちゃう感覚で購入。
購入方法は、Amazonで購入¥12,078なり。買いやすさを優先させました。おそらく、ダークウルフの購入方法としては最高金額的な感じ?¥8,000とかで買えるはず。
中国発送だったので、到着まで2週間はかかったかと。本当にくるのか若干不安でした。
ダークウルフ KF-50-SLの特徴
【ボディ】
オール樹脂。触り心地に違和感はありません。私は本体の材質や塗装、嫌いでないです。加工技術が進んできたのか、プラ系ですがどこにも問題ないです。
【メインギア】
アルミで37㎜?(分解時測定したが記憶があいまい)
ギア比を上げれないかなと月下美人とギア比較してみましたが、ギアの径と厚みは同じでしたが、ピニオンギアが月下美人の方が長く、メインギアも付帯パーツが違いましたので、月下美人からのギア転用は不可ですね。
分解時にメインギアを見てみましたが、かなり精度良さげでした。ギア比6.1だからか、ギアもしっかりしており、ダイワのハイパードライブデジギアばりのギアの歯の大きさ。その恩恵なのか、異音なく、滑らか。力強い巻き上げです。
ギア比が6.1なのがとにかく残念・・・
【ドラグサウンド】
ドラグ音の作りはダイワ式です。音はプラ的なちゃちすぎる音。
【メカニカル調整ノブ】
メカニカル調整ノブに音だし機構ありです。
スペック
【重量】137g
【ギア比】7.1:1(ハンドル1回転60cmぐらい?)
【最大ドラグ力】4kg
【スプール径/幅】30/22㎜
【スプール重量】6.3g
【ラインキャパ】4lb.100m?
【ブレーキ】マグネットブレーキ
【その他】10/1 BBベアリング
本当に軽く、スプール重量もボールベアリング込みで6.3gは軽い!
ブレーキシステム
一番の楽しみだったのが、シマノBFS機のブレーキシステムFTBの〇パクリであるとのこと。ブレーキユニットをスプールから排除し、回転数に応じた可変するマグネット移動機構が搭載されているFTBが搭載されていると。特許とか大丈夫なんだろうか。
シマノBFS機を触ったことなかったのでFTB搭載機を体感できるとワクワク。
ブレーキは30段階でブレーキユニットが飛びだす形状です。
ブレーキユニット分解結果!パチモンFTB(簡易型FTB?)でした。
マグネット移動機構は固定式ではなく可動式でしたが、プラパーツの遊び(突起と壁との隙間)で動くだけ。バネが内蔵されていないので、高回転時と低回転時でマグネットがスプールから可変するのかがまったくの不明。ピボット型なんでマグネットが動くっちゃー動く。
分解後、勢いのみで速攻改造!
思うに、バネ入れるスペースあるんだから、バネ入れてしまえ!
プラの突起を切って、家にあった音出し用バネを切って挿入!
バネが磁石にくっつき、はめるのが面倒で心が折れる設置作業を乗り越えて。
自作FTB爆誕!
磁力でマグネット部が可動し、その後、バネの力で位置が戻ることを確認!
そこらへんにあった音出しピン用のバネを切って挿入したので、ちょっとバネが強すぎるかも。回転時にちゃんと可動するか不明・・・
「これは、FTB_HLCチューンでは?(笑)」
元から可動域がすくなかったけど、シマノのFTB機はどの程度の稼働幅なんですかね。1mm程度の可動域でブレーキ力はどの程度変化するんだろう?
精度はてげてげ、効果も不明!
FTB機のパーツの純正のバネを買ってみて、次回取り付ける予定。
ボールベアリングがあんまりよくなさそうなので、HS-830AIRに交換しました。
重量&スプール
このダークウルフの最大の特徴。マジで軽い本体!マジ軽いスプール!
【本体重量】約137g
これは、アルデバランBFSの130gに匹敵する軽さ。他のBFS機よりかなり軽い。
価格的に近いSLX BFSは170gですから軽さでは勝負にならない。
【スプール重量】約6.4g
スプール6.4gは軽すぎ!22アルデバランでも6.7gですからね。価格的に近いSLX BFSは径が32㎜ですが、9.1gですので、これまた軽さでは勝負にならない
【スプール】
30㎜/22㎜とシマノのBFS機と比較すると22アルデバランの29mmと他の32㎜の間に位置するなかなか良い立ち位置にあります。スプール精度については、私の知見ではなんもわかんないですが、異常や違和感はゼロでした。剛性もこんなもの?
スプールの回転の立ち上がりは軽快で、本当に優秀です。
その他
【レベルワインダー】
セラミックのコーン形状のガイドが付いています。
シマノのハイエンド系と比べ、スプール側がそこまで径が大きくないのですが、エントリー帯の他の機種よりは断然考慮されています。
【ハンドル】
独特なカーボン樹脂製。特に悪くはないかと。
ダークウルフ KF-50-SLの使用感
【キャスト】
軽くキャストした感覚、まったく違和感なく、ブレーキも優秀でした。
バックラもあまりせず、ピーキーさはないです。
ちょっとスプールの鳴りがうるさいかも。最近、サイレントチューンされたスプールばかりを扱っていたからかもしれませんが。サイレントチューン改造とか検討しようかな。
【巻き心地】
私の使用では違和感はないです。極上とかではないですが。
ギアの関係でしょうか、かなり巻き上げが力強く感じます。
しかし、本体剛性とのギャップも感じます。
【剛性】
本体が樹脂性ですので、やはり弱く感じます。しかし、ライトゲームにおいて、影響がでるとは思いません。
ライトゲームは、これでいいのでは?と思う使いやすさですが、ギア比が6.1はライトロックには使いにくい。巻きモノには良いのでしょうが。
ダークウルフ KF-50-SLの評価
この価格帯であれば、半端なく良いクオリティ!
ベイトフィネス機としてハイコストパフォーマンス!
XGがあれば、倍の値段でも絶対に買うのに・・・
楽しく、ベイトリールで!
本機のカスタム↓
ダイワのライトソルト専用機↓