ベイトリールについての使用感メモです。
SWベイトフィネスアングラーへのダイワからの新提案?!
φ28㎜系のPEライン専用機という他に無い特徴をもったライトソルトゲーム専用機で、かなり振り切ったPEチューニング機です。ダイワの専用機はマジ最高!
今なら中古でもお安くなってきているかと。
【目次】
◆月下美人AIR TW PE SPECIALの特徴
φ28㎜系のライトゲーム専用機!
スペック
【自重】165 g, 12/1 BBベアリング
【ギア比】8.5:1(ハンドル1回転74cm)
【最大ドラグ力】3.5 kg
【スプール径】 28 ㎜
【ブレーキシステム】AIRブレーキPEチューン
【TECHNOLOGY】
ダイワベイトリールのHYPERDRIVE系の技術が各種搭載されています。
長年蓄積された素晴らしいダイワベイトリールの技術が惜しみなく乗ってます。
ベイトの力強い巻き!そして滑らかな回転を永続する!
ソルト使用として、本当にダイワ ベイトリールは優秀と思う。
エアブレーキシステム
ブレーキシステムは従来のダイワ系ブレーキシステムと同じく、スプールホルダーとマグネットによる電磁誘導ブレーキシステムです。
瞬時にブレーキ力が立ち上がるエアブレーキシステムを採用しています。スプールホルダーの飛び出しが早くて軽いため、速やかにブレーキ力が掛かります。
スプールホルダーもPE専用機としてかなり薄く、PE専用機でありブレーキ力は弱めです。そのため、他の機種よりもブレーキダイヤルを低めの設定まで使用可能です。
使用していて、はまるブレーキダイヤルの沼。
φ28mmPE専用AIRスプール
φ28mmPE専用AIRスプールは、約 8.6g
アルファスAIR TWは、約8.1g のようなので、若干重いようです。
推奨巻糸量は、PE0.6号-50mとのこと。
「PE1号以上のライン、または10g以上のルアーのご使用は、このリールの適正使用条件を大きく超えますのでおやめください。」とメーカーサイトにはかなり明確に使用範囲を説明しています。振り切った使用用途ですね。ザ・ライトゲースプール!
私は、アルファスAIR TWを所有していないため現物比較はできていませんが、
月下美人AIR TW PE SPECIALはナロースプールが採用され、アルファスAIR TWよりも糸巻部分がさらに狭くなっています。ナロー化で糸出しはより直線的となっていますので、抵抗減による飛距離向上に寄与しているのではないでしょうか。
レベルワインダー TWS
なんといってもダイワベイトリールですから、まずは「TWS」です。
ライン放出時の抵抗が、とくにライトタックルでは顕著に出るのではないでしょうか。
ドラグクリック音
いつもの話ですが、私が大好きなドラグ音!有!
ドラグクリック音が搭載されています。
ベイトですので、私はついついフルロックで使いたくなってしまいます。
月下美人AIR TW PE SPECIALはドラグ力も3.5kgと弱く、ラインによってスプールが変形する可能性もあり、推奨ラインも細めPEなので、ドラグ能力(UTD)を活かしたドラグ出すことを前提のスピニングと同じ感覚で扱うのが良いのではないでしょうか。
剛性&重量
私はベイトリールの剛性感を重視しませんが、はっきり言って本機では若干不安になりました。
完全な個人の感想ですが、スピニングなら小型軽量は良いことなのでしょうが、ベイトはパーミングもしますので、小型すぎると機体剛性を感じなくなるのか、慣れるまでちょっと剛性面で不安感がありました。
本体に剛性がないことはなく、金属ボディでしっかりしています。
パーミングは、ボディがコンパクトで、めっちゃしやすいです。
外観&カスタム後
見た目は、カスタムして赤系に統一したこともあり、見た目も「月下美人」のイメージに変更しました。
スタードラグも赤!ハンドルノブも赤!
カスタム後はかなり見た目が好みの分かれる状態かもしれませんが、カラーテーマが明確で、私は好きなベイトリールです。
◆月下美人ベイトリールの使用感
巻き心地やタフさはマジでHYPERDRIVEが優秀!!
ソルトにおいて、塩かみをものすごく気にするのですが、機体本体の洗浄性が高く、内部への塩残留は防げるため、耐久性的なトラブルはまったくありません。
生かすも殺すも
ここで使用用途を含んだ反省・懺悔です。
私のアジングへの理解不足とアジング経験不足が出てしまっています。他の方々の参考にはならないかもです。
月下美人AIR TW PE SPECIALを生かすも殺すもロッドが命。
アジングは、ロッドが第一と聞いたことがあります。
この月下美人AIR TW PE SPECIALを運用して、ジグ単のアジングをするためには専用ロッドが必要と特に感じました。
アジングのジグ単のキャストは、空気を切り裂くようなクイックなキャストですよね?そんなのベイトならバックラするので、キャストを柔らかくする方向となります。そうなると、飛距離がでません。
「なぜ、スピニングリールでジグ単をしないのか?」となりました。
ベイトリールはバックラッシュ等、トラブルがスピニングの比ではなく多いです。細糸PEでバックラッシュすると、心にめっちゃ負担大です。しかも夜間とか無理。
これをロマンとして乗り越えるためには、すばらしいロッドへの投資と、かなりの練度が必要でした。
月下美人の専用ベイトロッドが発売されていますが、近場に無く買うに至らず。
バスロッドで代用していましたが、代用したバスロッドが固かったこともあり、ジグ単のキャストには向かないロッドでした(これは私の選定ミスですが)。
そのため、早々にジグ単でのアジングをあきらめてしまいました。ロマンでは勝てない、ストレスがそこにありました。バックラッシュです。理不尽と感じるほど頻発しました。
私は、「月下美人AIR TW PE SPECIALの特徴と存在価値を殺した。」のです。
しかし、大好きなカサゴちゃん狙いの5gぐらいのジグ単で大活躍してくれました。
この機体、ジグ単で使うには「技量」と「ロッド」が超必要と感じます。
「このリールに私がついていけなかった。」
「私には、まだ早かった。」
◆月下美人AIR TW PE SPECIALの評価
全体的に、外見も含めて、すばらしいベイトリールでした。
ダイワとして、月下美人ベイトリールシリーズを継続してほしい!
飛距離:★★★☆☆(ただし本機は飛距離重視な用途ではない)
評価 :★★★☆☆(私には早かったリールのせいではない)
ガンダムで例えると、F90か?
小型機としてまだ試作機、派生はしないかもだけど洗練されていない。
今後、より洗練された新型機に期待します!!
そのころには、私もアジングへの理解とベイト練度が上がっているはず。
楽しく、ベイトリールで!
中華ライトベイトリール↓