シマノ HARDBULL8+
ピットブルシリーズと並ぶ、シマノPEラインの新シリーズです。
まったく新しいタイプのPEラインなので試してみました。
「シマノ HARDBULL8+」
PE素材にHoneywell社のSpectra®を採用
スピニングだけでなく、ベイトでも使いやすいPEライン
【結論】
ベイトリールの第一選択 PEラインかも?!
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◆HARDBULL8+
【ピットブルと並ぶPEの新シリーズ】
ハリ/コシ”でライントラブルを抑制し、摩耗切れは耐久力が3倍アップ。
PE素材(原糸)にSpectra®
8本編をMX2工法で仕上げ、耐摩耗性の向上と適度な“ハリ/コシ”を可能としたらしい。
Spectra®って最近買ったダイワのバックの材質もこれでした。
「地球上に存在する繊維のうち最強で最軽量の素材」ってすご!
【HARDBULL8+ インプレ】
今回、運用はベイトリールでのライトソルトゲームです。
◆一番の特徴はラインのハリ
「ハリ・コシ」
HARDBULL8+は、半端ない張り!
硬い糸質のおかげで、ベイトリールではスプールからのライン浮き(ベイトリール内のスプール上)が、一般的なPEラインと比べて、瞬時に膨らみバックラッシュすることがありません。
他のPEラインではバックラッシュ発生まで一瞬ですが、HARDBULL8+では、バックラッシュ前に糸ウキが気持ちゆっくりと発生し、サミングするまでの若干の時間的猶予を与えてくれます。つまり、致命的なバックラッシュ発生をサミングが間に合うので抑制できます。
ハリ・コシのイメージですが、4本編みPEラインのゴワついているけどPEライン特有のヤワさがある感じと異なります。
アーマード系とかにある明確なハリに近いです。
シンキングPEのように高比重ラインが1本入っているわけではないので、適度なコシです。
トラブル抑制には、PEラインに「ハリ・コシ」が必須!
「強度」
・最大強力(0.6~2.0号)
シマノの誇る優秀な他のPEラインと比較してみました。
ライン製法の関係か?テストの関係か?なぜか強度が逆転しているサイズ(号)もありますが、傾向として最大強力はPITBULL8系の方が高い傾向にあります。なぜか2.0号はめっちゃ強いようです。
PITBULL8系は他メーカーPEラインと比較しても強いPEラインですので、若干劣るとしてもスペック上、HARDBULL8+は十分な強度と言えるのではないでしょうか。
耐摩耗性は別モノですので、実運用で試してみないと何とも。
今回の強度比較は私が使っているPEライン2.0号までの範囲でしたが、このHARDBULL8+は0.6~6号までと、ラインナップもかなり豊富です。
・耐摩耗性
原糸Spectra繊維を採用でPE原糸の太さが太く摩耗に強い!
Spectra®は鉄と比較し約15倍の強度、繊維1本1本が強い!
ライトゲーム用途の1.2号ですが、強度不足は全く感じません。
弱いPEは明らかに弱さを感じてすぐに切れます。
HARDBULL8+に強度面で不安はありません。
「使用感」
普段は4本編みを多用しているのですが、このラインにして感度が上がった気がします。底を攻めた時に地形把握がしやすいです。明確に底地形の反応が感じられます。
運用面でトラブルが少ないため、かなり「HAREBULL8+」気に入っています。
PEラインに張りがあるって、ベイトではこんなに素晴らしい効果があるんですね。
ライトゲームにどうなの?の部分では、そもそもベイトでのライトゲームに求める要素が何なんでしょうかね。ターゲットに対して、スピニングではありえない太さのラインを使っていますので。ライトって何?って悩んでます。
「飛距離」
ベイトでの運用では、HAREBULL8+で飛距離が落ちたとかは全く感じません。
「慣れが必要な部分」
着水時の糸ウキが気になります。
フロロラインを使っているときにたまになっていたスプール上で糸がふわっと浮くトラブルです。
これは、着水時にしっかりとサミングすれば問題ないのと、ブレーキ設定の影響な気もしますので、気を抜かずに取り扱えば大丈夫と思います。
暗い時間帯での使用時は着水がわからないので、ちょっとトラブルリスクがあるかも。
【ラインの色落ち】
今回、カラーはフレッシュグリーンを購入したのですが、かなり色落ちが早い気がします。これはSpectra繊維に着色するのが難しいからなんですかね?
色が落ちるとヘタった(劣化した)のかと思って不安になちゃうからちょっと残念。
ピットブル系もこんなもんだったかな?