20エクスセンスDCSS インプレ
ベイトリールについて、使用感メモです。
【目次】
20エクスセンスDCSS購入理由
17エクスセンスDCと21スコーピオンDCを所有していましたが、右ハンドルのベイトリールが欲しくて、どうせ買うなら持っていないDCリールをと思い、20エクスセンスDCSS XGを手に入れました。
20エクスセンスDCSSの良さ
スペック
【自重】225 g, 4/2/1 BBベアリング
【ギア比】8.5:1(ハンドル1回転91cm)
【最大ドラグ力】5 kg
【スプール径/幅】 34 / 25 ㎜
【ブレーキシステム】 DS(I-DC4)
DCブレーキ(I-DC4)
17スコーピオンDCからDCブレーキの進化はなく、I-DC4です。
基本的にPEラインで使用することを前提にエクスセンスチューン(PEチューン)がされているようです。
PEチューンは私の認識では糸癖が付きにくく糸ウキしにくいPEライン用に、キャスト初期と後期のブレーキ力を低下させる処理がされていると認識しています。
17エクスセンスDCでフロロモードやナイロンモードでキャストしてみると明らかにDC音がうるさいです。
I-DC4はもともと優秀ですから、ストレス無くキャストできます。
おそらくPEラインでは17スコーピオンDCより飛びます。
設定が1~3の3段階+フロロモードのFの合計4段階なのでわかりやすくイージーな設定。釣り場で設定かえることほぼないです。
重量10~20g帯で使っていますが、トラブルはありません。
ただ、10g以下は他のDCリールと同様に厳しくなるかと。20g以上の重量に上がる方向は問題ないと思います。ジグ等になるとI-DC4の性能上、ブレーキが強すぎので飛距離はでません。
マイクロモジュールギア
17スコーピオンDCと同時比較はできていませんが、あきらかに滑らかです。良き!
その他
エキサイティングドラグサウンド、これ大事。
17エクスセンスDCと比較して、スプール交換が容易なのは良いですね。
予備スプール持ってないけど。
整備のために分解すると21スコーピオンDCと中も外も構造は同じです。
ドラグ関係以外のパーツは共用できるでしょう。一部で素材が違うみたいですが。
20エクスセンスDCSSの飛距離
20エクスセンスDCSS に飛距離を求めてはいけません。
DC性能が、17スコーピオンDCですので・・・
しかし、シーバスルアーは空気抵抗が多いルアーや軽めのルアーも多いので、用途がシーバス用と考えると、ブレーキ強めは安全設定で適切な設定と思います。
他のDCリールとの比較
17エクスセンスDCと21スコーピオンDCとの比較ですが、価格的には下ですが、各部が進化した21スコーピオンDCをオススメします。
17エクスセンスDCのような細かなブレーキ設定ができませんので飛距離は17エクスセンスDCにまったく及ばない。
またブレーキ制御の設定が細かくできないので、ブレーキがキャスト後半も強いです。
ですが、バックラッシュはほぼないので、トラブルを避けたい夜間に使うのは良いかもです。またスプールのラインキャパは2号180mですので十分ではないでしょうか。
20エクスセンスDCSSの評価(感想)
残念な点
スペック的に、いろいろと残念に感じます。
ダイワでは21ジリオンと同価格帯で、DCリールでは21スコーピオンDCより定価が高いのに、BBベアリング数は少なく(プラスチックカラーは錆びないのは良いが)、DCも旧型、スプールも旧型です。
22年現在で発売から2年しかたっていないのに、旧型や下位モデルと同性能なのは残念です。
次のモデルチェンジでは、おそらく21スコーピオンDCと同スペックとなるのではないでしょうか。次があるのかどうかもわからない、ソルトベイト部門は悲しい限りです。
良い点
見た目、デザインは、私はかなり好みです。
巻き心地も流石のシマノギアで良く、十分ではと思います。剛性も問題を感じません。
内部はプラパーツも多いため、長期使用してみないと耐久性はわかりませんが、逆にソルトにはトラブル耐性が高く、良いかもしれません。
スプール幅が広く、ラインキャパが大きいため、他のベイトリールと比較するともさっとする感じで、キャスト後もブレーキがかなり効いていると感じます。
ブレーキ最小時の飛距離に満足できなくなり、上が欲しくなる。そんなリールです。
ルアーロストよりも夜間使用時の安心安全が前提と、勝手な解釈ですが、コンセプトはしっかりとしている良いベイトリールと思います。
飛距離:★★☆☆☆
評価 :★★☆☆☆
楽しく、ベイトリールで!
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