今回は、シマノ「21スコーピオンDC 151XG」の使用感です。
DCリールを初めて手にしたのが、先代の「17スコーピオンDC」でした。
「17スコーピオンDC」でDCに目覚めて以来、シマノのDC系ベイトリールの購入を進めていき、気がつけば「17エクスセンスDC」と「20エクスセンスDCSS」と「17メタニウムDC」を所有しています。
先代「17スコーピオンDC」や他の保有しているDCリールと初心者の感想となりますが比較していきます。
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◆21スコーピオンDC購入理由
ベイトリールを使い始めたころに多くのベイトリールを買いあさり、その中で17スコーピオンDCを中古で購入しました。
購入当初はDC音にキャッキャし、さらに今まで頻発していたバックラッシュとオサラバできたことから、すぐにDC教となってしまいました。
もともとは自称ダイワ党だったのですが、良いモノは良いんだなと考えをあらため、さらに技術感と技術の進化(DCの改良)をすごく感じて、DCリールが大好きになってました。
ベイトリールの進化が機械的な精度の部分等が多い中で、半導体の進歩でもって、もっと進化しそうな予感がして、新型DC機がでるたびにワクワクしてしまいます。
そしてDCの進化を体験・探求する道へ。
21スコーピオンDCは私が中古で17エクスセンスDCを購入後に発売され、17スコーピオンDCが良いリールであったこともあり、発売前からかなり期待していました。
シマノのサイトを見てばかりいたせいで、購入欲が爆発!ついに購入してしまいました。
◆21スコーピオンDCスペック
【自重】225 g, 7/1 BBベアリング
【ギア比】8.5:1(ハンドル1回転91cm)
【最大ドラグ力】5.5 kg
【スプール径/幅】 34 / 25 ㎜
【ブレーキシステム】 DS(I-DC5)
【DCブレーキ(I-DC5)】
17スコーピオンDCからDCブレーキが「I-DC5」に進化しています。
I-DC5は本当に優秀なDCシステムでより細かく適切に制御してくれます。DC音、マジでヨキ!
・I-DC5 内部ダイヤル「P, N, F」
・I-DC5 外部ダイヤル「1, 2, 3, 4, W」
内部ダイヤルはライン種類の選択ですが、PEラインがもっともブレーキ力が弱く、ナイロン、フロロはブレーキ力が強い設定にあります。ラインが違っても、このライン設定をいじってより、ライン種類によってはブレーキ力を高くしたり弱くしたりして使えます。
ビックベイト等、もっとしっかりブレーキが必要なルアーの場合には、PEラインでもこの内部ダイヤルを「N」や「F」にすればブレーキを強く調整できます。
外部ダイヤルには強風時のW(ウインド)モードを搭載。
外部ダイヤル1でメタルジグを投げたりしましたが、1でも十分にブレーキが効いている印象です。
DCブレーキは電子システムのため、他のブレーキシステムと異なり、搭載されたDCブレーキ性能が最重要と思っています。いかに「優秀なセンサー制御のDCシステム」なのか、極端ですがこれが全てです。
また、各DCリールの位置づけを理解しないと、ブレーキ設定の味つけが、おもったのと違うことが良くあります。
21スコーピオンDCは「フリースタイルDC」です。深溝化してラインキャパが増え、釣種の対応幅が広がっています。21スコーピオンDCのブレーキ設定の味つけは、対応力=安全側で、21スコーピオンDCのI-DC5はトラブルから解放してくれる素敵なDCブレーキと思います。
21スコーピオンDCに第1に遠投性を求める場合には、他機種が良いです。
【MGLスプール】
MGLスプール(マグナムライトスプール)で飛距離アップだ!と購入前は夢みていましたが、これは前機種と同時的に比較しないと感じれないのかも。
スプールの性能差までは感じれない。ブレーキ同じならともかく。
DCブレーキとスプールの進化でキャスト性能は間違いなく良くなっていると感じます。
17スコーピオンDCと比較して、スプール回転の立ち上がりに違和感はなく、気持ちよい弾道でルアーが飛び、キャスト直後に飛距離が伸びていく感覚があります。
飛距離も同時比較できていませんが、気持ち伸びているのでは?!
ラインキャパは上がっていますので、太糸にも対応しています。
フロロラインで16lb-100mは、他の34㎜スプールではラインキャパが多いです。
シーバスや小型中型青物とかに良いのではないでしょうか。
シマノは他社とことなり精密なギアによる滑らかなフィーリングを目指したギア作りを行ってるようです。ギアは本業ともいえる自転車の高い工業技術がありますし、リール全般で高い工業技術力を感じます。
【マイクロモジュールギア】
17スコーピオンDCと同時使用しての比較はできていませんが、巻いた瞬間からあきらかに滑らかです。巻き心地よく、パワフルな印象。
シマノのギアは、本当に素晴らしいです。
【その他】
エキサイティングドラグサウンドがない!
エクスセンスDCSSのパーツ買って転用するか悩む。
何気に、海水対応になったのはこの機種から?
ドラグ力も5.5㎏と他の34㎜系ベイトリールの中では高い。
◆21スコーピオンDCの飛距離
ベイトーリールのソルト利用で私が重要視するのは飛距離です。オープンエリアでの釣りモノばかりですので、ついつい飛距離が気になります。
安定したブレーキと飛距離。
これは両立するのは難しく、基本的にDCはブレーキ力を強く、継続してかけ、飛距離を殺してしまう方向で安定化を図っています。
21スコーピオンDCは安定側によったDCブレーキの味つけで、キャスト後のブレーキによる失速感を他のDCリールと比較すると強く感じます。
もうすでに発売から時間がたっていますが、同じI-DC5の15メタニウムDCとキャストフィールを比べると、21スコーピオンDCは明らかにキャスト後半でブレーキ力の高さが気になります。
飛距離を求めるベイトリールではない印象です。
I-DC5は本当に優秀なDCシステムでよく制御してくれます。
PEラインでの利用では、外部ダイヤル設定の私の間隔です。
【設定 1】メタルジグ等 ただしブレーキ力まだ強い。
【設定 2】シーバス120㎜系ミノー等。風が吹けば設定3へ。
【設定 3】 15g以下のプラグ系
【設定 4&A】使うことはなかった。ビッグベイト等の空気抵抗大のプラグかな。
10g以下のルアーを使用して試していませんが、おそらく使いものにならないかと。
フリースタイルDCですが、14gまでが気持ち良いのでは?
◆他のDCリールとの比較
17スコーピオンDC、20エクスセンスDCSS、17エクスセンスDCとの比較です。
いきなり私見的な結論ですが、おすすめのDCリールは17エクスセンスDC、21スコーピオンDC、20エクスセンスDCSSの順です。
私の中で、20エクスセンスDCSSは少し残念な機種でした。17スコーピオンDCがドラグサウンドが追加され、かっこよくなって気持ちPE用になったかもぐらいの評価。
私は、21スコーピオンDCは、20エクスセンスDCSSより絶対良いと思います。
明らかに見た目から型が同じのため内部構造などは同じ2機種ですが、DCブレーキもスプールも21スコーピオンDCの方がが優れ、キャストフィールも良好です。
21スコーピオンDCと20エクスセンスDCSSで悩まれている方には価格帯も同じですので、21スコーピオンDCを断然おすすめします。
シーバスで夜間するからドラグ音が欲しい等の方は、同じギア比なら20エクスセンスDCSSのパーツを購入して取り付けすれば、ドラグ音は追加できます。
遠投を優先するのであれば、中古で15メタニウムDCの方がおすすめです。
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◆21スコーピオンの評価(感想)
まず、「DCリールの中で性能と価格のコスパはすごく良い!!」
見た目、デザインは、かなり好みです。
巻き心地も良く満足しています。
剛性についても何の問題も感じません。
スプール幅が広く、ラインキャパが大きいため、他のベイトリールと比較するとキャスト時にスプールの立ち上がりがモッサリとするかなと思っていました。しかし、I-DC5とMGLスプールのおかげでレスポンスは良く、素晴らしいキャスト感覚です。
17スコーピオンDCと同様にブレーキ最小時の飛距離に満足できないのは、17エクスセンスDCと比較してしまうからと思います。
飛距離だけならDC機は最上位機種がほしくなる。
ラインキャパ等から使用用途で分けれるので、問題ないかと思います。
マルチに使え、いろいろな釣りを楽しめる素晴らしいDCリールです。
飛距離:★★★☆☆
評価 :★★★☆☆
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