17エクスセンスDC インプレ
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【目次】
17エクスセンスDC購入
シマノDCリールのすばらしさを17スコーピオンDCで体感し、DCリールに最高峰が欲しいと思っていました。
DCブレーキは電子制御ですから、そのブレーキ性能はリールのグレードで決まるのでは?と思ています。
調べれば、アンタレスDCの記事がいっぱいでしたが、やはりソルトベイトリールをと思い、エクスセンスDCのことばかり考えて、調べていました。
新品なんて買える値段でなく、中古も売っているお店が近所になく、悩んでいたところ、オークションで見つけてしまい、勢いで購入!
(安くはなかったような・・・完全な勢いです)
17エクスセンスDC XGを手に入れて、もうじき1年ぐらいでしょうか。
蛇足ですが、このオークション経験から、オークションで釣具買う癖がついてしまっています・・・ロッドは怖すぎて買えませんが、ベイトリールは基本的に購入後にオーバーホールが容易にできます。洗浄、グリス塗り、カラーをボールベアリングに変更の3点セットを行いますので、だいたいは小さな異常は乗り切れると思っています。
現に購入したベイトリールで未整備で錆びる寸前とかありましたが、整備して問題なく使えています。
今のところ、オークションで買ったベイトリールで使用不可品はありません。たまたまかもしれませんが、破損等はないです。
てなわけで、現在の相棒である17エクスセンスDC XGを手に入れました。
17エクスセンスDCの良さ
スペック
【自重】225 g, 10/1 BBベアリング
【ギア比】7.8:1(ハンドル1回転91cm)
【最大ドラグ力】4.5 kg
【スプール径/幅】 37 / 19 ㎜
【ブレーキシステム】 DS(4×8 DCエクスセンスチューン)
DCブレーキ&ラインシステム
DCブレーキ:4×8DC エクスセンスチューンは最高の一言。
PEセッティングのPモードにすればバックラはほぼないです。
飛距離が正義ヤローの私は、常にピーキーなXPモードで悪戦苦闘しています。
XPモードはけっこうキビシイ設定ですが、飛びますから最高に楽しいです!
8段階設定で、XPモードのMIN 1~3までにすれば、飛距離は大満足。
メタルジグでの使用を想定しているとも聞きますが、私のような非力な人間でも100mは余裕です。
XPモードの1,2はブレーキが弱く、キャスト後半でかなり糸ウキが発生します。
バックラッシュのリスクと糸ウキによる抵抗で逆に飛距離も減るでしょうから、この1,2は使うことあるんですかね?バックラ!プッチン!は気を抜くとします。
購入初期は自らの力量がないこともあり、Xモードでどうすればよいのか、かなり悩みました。結局、PEラインを2号以上にすればルアー重量30g~40g程度であればバックラしてもラインは耐えてくれます。
PE1.2号とか1.5号とかだと飛距離+10mぐらいは飛ぶ気がするのですが、バックラしたときにプッチンのリスクが高まるので怖いです。何度もラインごと飛んでいきました。
ラインチェックしているのですが、PEラインはどこかに傷があるとそこから不意に切れるので怖いです。
ロングリーダー(3ヒロ以上)やスペーサーシステム(PE4号)も試しましたが、PE2号以上にする方がシステムとして安定すると結論づけています。
最近はPEライン2.5号にしてダイソージグ40gをキャストしてみましたが大体100mは飛んでました。ベイトですから、ラインが太くてもスピニングほど飛距離が大幅に落ちることはありません。
トラブル(ルアーロスト)より、PEラインを太くしたほうが絶対に良い。
スプール 37/19mm
17エクスセンスDCのスプールをなぜこの幅(19mm)にしたのか、開発者の方々のこだわりがあったのでしょう。また、糸巻量がPEライン2号150mです。これだけが不満。
ジグや重いルアーを100mキャストしたときに、糸ヘリにより失速している気がします。糸痩せするんです。せっかく37㎜スプールなのに。
ただ、幅が狭いので糸の出る角度はつきませんから、糸の出は良いのかもです。
PE2号/150m, PE1.5号/200m
後日談ですが、糸ヘリによる糸放出量の低下(1回転あたりの糸の放出量の低下)が、逆にブレーキとして作用し、糸ウキを抑制しバックラッシュのリスク低減と飛距離の安定化につながるとの考え方もあるそうです。なるほどと思いました。
ですが、やはりシーバス用なのでしょうね・・・
オープンフィールドで100m先にキャストすることが主な目的のリールではない。
ラインキャパはシーバスで使う軽量ルアーのためかもですが、私は17エクスセンスDCで軽量ルアー扱わないので・・・
スプールは18.35gでした。他がわかりませんが、普通?
マイクロモジュールギア
あきらかに滑らかで、良き!
ただ、マイクロモジュールギア搭載機は個体差が大きいような気もします。
ギアのかみ合いがシビアなのかもしれません。
整備するたびに若干悪くなる。これは私の問題でしょうが。
その他
エキサイティングドラグサウンド、これ大事。
重量感も良い。パーミングもしやすい!
ハンドル1回転91cmは他の34㎜スプールのXG系ギアと同等です。
もっと早くと感じることもありますが、不満はありません。
ドラグが4.5kgと弱めです。これ、なんで弱いんですかね?
大物釣れないんで困ることないですが!
後日、初ズズキで72㎝を釣った際、ドラグ出ましたが、走られても止まらないこともないし、シーバスゲームではこれぐらいのドラグ力で良いのかもしれません。
他のDCリールとの比較
20エクスセンスDCSSと21スコーピオンDCとの比較ですが、17エクスセンスDCの敵ではありません!17エクスセンスDCがあればすべて解決します。
他社との比較ですが、21ジリオン+MAGZBOOSTスプールと飛距離勝負しました。
ジリオンはスプール径が34㎜で不利、ラインはPE1.5号vsPE2.5号(エクスセンスDC)で行って、17エクスセンスDCが10mぐらい飛んで飛距離対決は17エクスセンスDCの勝利です。ライン細くすれば、もっと差がでるでしょう。
この飛距離結果は、私の各リールの練度差もあると思います。
STEEZ A TW HLCさえあれば、、、今度はMAGZBOOSTスプールをHLC化する改造(スプールのバネ変更するだけ)があるそうなので、やってみようかなと思っています。
どうしてもダイワリールで飛距離のばしたい。
問題点?(2023.2.12追記)
他のベイトリールと比較して、この機種特有の問題があり、それとは付き合って行かないといけないのかもと思っていることが、1点あります。
海でベイトリールを運用する際、もっとも問題なのは、使用後のお手入れ(塩抜き)です。
ベイトリールはその構造上、スプールのラインから本体部分へ海水が侵入します。
特に感覚的なのですが、スプール軸が本体内部まで差し込まれる構造のシマノのベイトリールは、海水が伝って、ピニオンギアを支える奥のボールベアリング部まで海水が侵入しやすい気がします。
洗浄後の水抜きが下部の1か所のみで、使用時には塩水が抜けにくく、使用後の洗浄時にも水抜きに不安があります。
他の機種では水抜きは背後と下部の2か所あったり、そもそも気密性が低くて洗浄しやすい機体もあります。
水抜き2か所あると、空気が入って水抜けも良さそうなんですよね(気持ち的に)。
また、17エクスセンスDCは16アンタレスDCベースですので、よく問題として言われているメカニカルブレーキがなく、メカニカルブレーキいじれない問題も洗浄には影響してきます。
メカニカルブレーキ部を外してピニオンギアを支えるボールベアリングを外すことができないので、ここも不満点です。
何故この問題を取り上げたかと言うと、はっきり言って他のベイトリールより気を抜くとすぐにジョリジョリガリガリと塩ガミを起こすんです。
この機種ぐらいですよ・・・こんなにオーバーホールして機体をバラさないといけないのは。釣行回数ではなく、洗浄不足ですぐに影響がでます。
ローラークラッチとボディの隙間とかにたまった塩結晶は、もはやデフォルト扱いです。私のような雑な人間には、維持管理が大変、もはや苦痛。
洗浄性は、今後も付き合うっていくしかない・・・
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17エクスセンスDCの評価
結論、17エクスセンスDCは最高のリールです!
最高だけど、欲を言えば、糸巻量だけ・・・もうちょいラインキャパがほしい。
糸痩せが気になるし、糸痩せがなければもっと飛距離が出そう。
洗浄性だけは、改善して!
17エクスセンスDCを超えるのは、エクスセンスDCだけなのでしょう!
飛距離:★★★★★
評価 :★★★★☆
楽しく、ベイトリールで!
DCリールの飛距離テスト↓
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