MAG Z BOOSTスプール カスタム
今回は、ダイワ 「MAG Z BOOSTスプール」の「HLC化」メモです。
ダイワの「MAG Z BOOST」を「HLC化」することができるようなので、さっそくパーツを注文して試してみました。
このHLC化は案外簡単です。
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◆MAG Z BOOST HLC化
使用したスプールはこちら。
ダイワ SLPワークス
RCSB MAG Z BOOST 1000 スプール
材質:G1ジュラルミン
ラインキャパ:PE1.5号 200m
スプール径:34mm
重量:15g
改造方法はとっても簡単。
(実際には取り付け時に悪戦苦闘)
STEEZ A TW HLC のスプールパーツ(バネ)を2つ購入し、交換するだけです。
スプールをばらしたらこんな感じ(スプールホルダー周辺)。
スプールホルダーにはまっているバネ2種類をそれぞれ交換します。
交換前に各バネを比較してみました。
バネ①:MAG Z部分のバネ
STEEZ A TW HLC のバネ①の方があきらかに長いです。
押し込んで同じ長さにしたとき、STEEZ A TW HLC の方が反発力を感じます。
バネ②:BOOST部分のバネ(先に戻る力)
もう一方のバネ②は、光沢の有無が違いましたが、バネの力に大きな差はなさそう。
若干、STEEZ A TW HLC の方が強いのかも?(誤差かな?)
バネ①のバネの強さ事態は同じぐらいですが、長いため、キャスト後にスプールホルダーが飛び出している時(スプール回転時)、戻るための力として強く働き、スプールホルダーが早く戻ります。
これによってブレーキ力を落とすタイミングが早くなり、キャスト後のブレーキが強く掛かる時間を短くなり飛距離が伸びるでしょう(たぶん)。
後日談ですが、スプールホルダーの厚み(ブレ—キ力に影響)は、STEEZ A TW HLC の方が薄かったです。ここでもちょっと差別化されていました。
スプールホルダーを戻す力は、MAG Z系のバネの強さからも明らかで、SV系の比ではありません。スプールの回転を上げない近距離戦では断然SV系が良いでしょう。
HLC化で、キャスト後半の伸びに期待大です(飛距離UPに期待大)。
◆飛距離検証
ZILLION SV TWとT3MXにMAG Z BOOST HLC化スプールをはめて、メタルジグで飛距離を確認してきました。
いつも通り、PEラインの5色表示による糸の放出量から飛距離を確認する、かなりアバウトなテストです。
テスト環境
風:ほぼ無風。テスト中に風をほぼ感じませんでしたので、影響はないかと。
ロッド:シマノ ネッサXR B104M+
スプール:MAG Z BOOST HLC化スプール(PE1.5号)
リール①:ZILLION SV TW
リール②:T3MX
メタルジグ:ダイワTGベイト45g、ダイソーメタルジグ40g
この同程度の重さで、サイズの違いが飛距離への影響大。
「男は黙って、タングステン」
テスト結果(MAG Z BOOST HLC化スプール)
リール①:ZILLION SV TW(ダイヤル1)
飛距離115m ダイワ TGベイト 45g
飛距離105m ダイソー メタルジグ 40g
飛距離95m ダイソー メタルジグ 40g(HLC化前)
リール②:T3MX LONGCAST モード(ダイヤル1)
飛距離105m ダイワ TGベイト 45g
飛距離100m ダイソー メタルジグ 40g
ちなみに、21アンタレスDC(Xモード1、PE2号)での飛距離はこんな感じ。
飛距離105m ダイワ TGベイト 45g
飛距離95m ダイソー メタルジグ 40g
MAG Z BOOST HLC化スプールすご!!
ついに、ダイワのベイトリールでもダイソーメタルジグ40gが100m越え。
ダイワTGベイト45gでは115mです。
MAG Z BOOST HLC化前より10mぐらい飛距離が伸びたかも。
17エクスセンスDCと同等か、もっと飛んでいるかも・・・
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◆考察
今まで、ZILLION SV TWのMAG Zスプール使用ではダイヤル2~3で使用していましたが、今回のMAG Z BOOST HLC化スプールではダイヤル1が可能でした。
ダイヤル0でもほぼ糸ウキはなく、これはMAG Z BOOSTのブレーキの方が、ジグのキャストには馴染みがよいのかもです。
もっとブレーキ力下げたいぐらいでした。
また、前回改造したZILLION SV TWのPE TUNEが活きている気がします。
ハイスピードレベルワインド化の恩恵なのか、キャスト中に糸がらみが全くなかったです(バックラッシュなし)。
ライン放出時にラインがスプールの端から端まで従来よりも早く動くので、ライン放出時に角度がついて摩擦等の抵抗が増すのかなと考えていたのですが、ダイワのTWSさすがです。
PEラインのスプールへの巻かれ具合が変わること(糸出し時の角度による抵抗UP)では、飛距離落ちはないようです。
これならハイスピードレベルワインド化のデメリットはなさそう。
T3MX LONGCAST モードは思ったほど飛距離がアップしませんでした。
これは元のT3MXのMAG Zスプールのスプールホルダーが薄いことからの推測ですが、T3MX本体側のブレーキ(磁石)が、スプール飛び出し時にブレーキ力高めに設定されているのかもしれません。
T3MXのMAG Zスプールは今回のMAG Z BOOSTスプールより断然スプールホルダーが薄いです。
目指せ、ダイソージグで110m!
目指せ、ベイトで120m!(ダイワTGベイト45gかな?)
ネッサXRの練度も上がってきた気がしますし、なんだか行けそうな気がする。
楽しく、ベイトリールで!
ベイトリールでのメタルジグ飛距離テスト↓
ジリオンカスタム!↓
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