◆15アルデバラン 50 インプレ
ベイトリールについて、使用感のメモです。
【目次】
◆15アルデバラン 50購入背景
15アルデバラン50 HG
購入理由が異常です。誰にも理解できない購入理由と思います。
・フカセ釣り用に右ハンドルの必要性について検証するため。
・アルデバランBFSと間違ってしまい・・・痛恨のミス!
発売時期や見た目、同じ過ぎ!!
◆15アルデバランの良さと特徴
スペック
【自重】135 g, 9+1/1 BBベアリング
【ギア比】7.4:1(ハンドル1回転74cm)
【最大ドラグ力】4.5 kg
【スプール径/幅】 32 / 22 ㎜
【ブレーキシステム】SVSインフィニティ(遠心)
全般
最初の印象はその軽さでした。
「軽い!」「スゴ!」
軽さに美点を置かない私でも、ワクワクする軽さです。
ダイワ 月下美人AIR TW PE SPECIALを使っていますが、
月下美人は165gです。こちらは、135g!このレベル帯で30gの差はスゴイ!
(他の軽量ベイトを持っていない私の私見でございます)
だからといって、安っぽいとは感じませんでした。
シマノのCI4+という炭素繊維強化プラスチックを使ったボディらしいです。
最新の化学の力!それだけでスペック比較大好きな私は嬉しい!
炭素繊維は世界を救う!知らんけど。
ブレーキシステム
ブレーキシステムは、シマノの遠心ブレーキシステム、SVSインフィニティ!
最新型の一世代前ですかね?
調査不足ですが、遠心シューが最新型は異なるようです。
アルデバランのSVSは外部設定ダイヤルもあり、とても使いやすい遠心ブレーキです。
遠心は設定が面倒とのイメージと、キャストがブレるとバックラするとのイメージを振り払ってくれました。
何せ、初期のSVS(バスワンXT)はマジ飛ばなかった。
スプールの特徴は低慣性スプール+浅溝スプールです。
浅溝スプールのため、ライン量が少なく、スプール全体重量を軽量化できます。
そのため、軽い力でスプールが良く回ります。
スプールの挙動が良いため、キャストフィールは本当に気持ち良く、
遠心ブレーキも効きすぎ感はなかったです。
フカセでしか使っていないのですが、32/22mmのスプールは、
40m以下ぐらいの射程の釣りで考えると良い選択肢と感じました。
ただ、フカセではウキが10g~20g程度なので、取扱重量の観点で、
34㎜径でも良いかもです。
また、軽量ルアーならやはり専用のベイトフィネスリールの方が良いでしょう。
軽量系バーサタイルに使えますが、軽量系は専用リールが多く出ている昨今、
軽量系バーサタイルでこのリールが必要かは不明です。
(使用が特殊すぎて、誰の参考にもならない・・・)
レベルワインダー
シマノの軽量ベイトリールの中ではグレードが高いリールのため、レベルワインダーの形状がメガホン型です。
アンタレス、エクスセンスもこのタイプですね。
ライン放出時の抵抗は他のシマノリールよりも少ないかも?
ダイワは汎用機でもTWS搭載ですが、シマノはレベルワインダーの形状をグレードで分けています。
シマノは使用用途が同じ(かぶる)リールがあり、明確なグレード差があります。
これはDCとBFSで明らかにグレードで複数機種が並んでいるために特に感じます。
ダイワはなぜかグレード差を感じにくい。魚種専用系が多いからでしょうか。
シマノのラインナップでは、どこがどう違うのか、わかりにくい。
そのため、私には高グレード品を買う意味がぼやけて感じる。
購買意欲的には、ダイワは低グレードを試しに買いたくなってしまう・・・(ヤバス)
各社の戦略がどこにあるのか、そんなこと考えないけど、なんか面白いです。
サイレントチューン
スプールの保持のためにバネで圧をかけるサイレントチューンがされています。
シマノの上位機種やダイワの一部上位機種に見られる仕様です。
キャスト時の異音が減り、スプール回転も安定するのでしょう。
ドラグ音
いつもの話ですが、ドラグ音!無し!
これはほしい。
剛性
私はベイトリールの剛性感を重視しませんが、本機種で弱いなど感じませんでした。
◆15アルデバランの評価
全体的に、外見も含めて、記憶に残るベイトリールでした。
「飛距離は正義」と信じる私に、新たに「軽さは正義」と悟らせようとした。
実は、すでに売却してしまいました。
さよなら済みベイトリールです。
しかし、これは右ハンドル不要論の陰謀です(金策のためです)。
泣く泣くドナドナでした。
「左ハンドル品と出会えたらまた買っても良い。」
そう思えるぐらい、すばらしく良いリールでした。
飛距離:未評価
評価 :★★★☆☆
Zガンダムではない。試作が活躍した洗練された量産機な感じ。
雑感
どこかの偉い人が、ベイトリールに軽さを追及しませんと言ってました。
大人の質感を追求しますと。そんなこと言っていたのを聞いたことがあります。
私はどちらも良いと思います。
軽さ、所有欲のための重さ、どちらも好きです。
シマノ、ダイワ、どちらのベイトリールも好きです!
ベイトリールを釣りの道具の一つだと私は思っていません。
「ベイトリールは私の釣りという趣味の全てです。」
でなければ、フカセに使ったり、錘を海にキャストすることに熱中しません。
「マジ、ベイトは楽しい!」
楽しく、ベイトリールで!